
初めまして!田舎留学プロジェクト事務局で宿班・プロジェクト班リーダーを務めております、早稲田大学政治経済学部3年の中村友泉です。
クラウドファンディング終了まで残すところあと3日。皆様のおかげで目標金額を達成することができました!多大なるご支援ありがとうございます。
まずは自己紹介から。
大学では経済を専攻しており、今年度よりPOSデータ(販売情報)の分析を行うゼミに所属しています。データ分析といった、理論だけではない実践的な学びというものを自分の主軸としています。
学問分野は地方創生と離れたものですが、高校生の頃から漠然と興味を持っており、大学主催の「地域連携ワークショップ」への参加を機に本プロジェクト事務局として活動しています。これまで地方や海外におけるボランティアや研修などの経験がないため、当初は不安な気持ちも大きかったですが、試行錯誤しながら、プロジェクト実施に向けて準備を進めています。
もともと南伊豆町については名前も知りませんでしたが、フィールドワークを繰り返す中で気づいた、弓ヶ浜や石廊崎などの自然、桜や菜の花、海産物やいちごをはじめとする名産品といったポテンシャルの高さにはびっくり。そして何よりも魅力に感じたのが「人のあたたかさ」。首都圏で育ってきた私にとって、親戚のように皆さんが気軽に挨拶してくださる南伊豆町は「第二の故郷」のような存在です。
さて、私は田舎留学プロジェクト事務局において、宿班とプロジェクト班のリーダーを務めております。ここで活動報告の代わりに、私が担当する二つの班の進捗状況や今後の指針についてお話しさせていただきます。
まずは宿班から。すでに知ってくださっている方も多いかと思いますが改めて、本プロジェクトの最も主たるイベント「つながる田舎留学」では、2025年9月18日から24日の1週間、首都圏の大学生30名が南伊豆町に滞在し、様々なアクティビティを行います。
「つながる田舎留学」の主軸となっているのは「住まずとも町の一員になる(=関係人口)」擬似体験をすること。そこで、本イベント中は、従来の受動的な観光とは異なり、全員が協力して自炊や掃除を行う共同生活をします。その手配や管理を行うのが宿班です。
今回宿泊させていただくのは、弓ヶ浜から徒歩圏内にある「らいずや」様!調理スペースやBBQ場、ミーティングや交流の場として利用できるフリースペースなども揃ったとてもきれいな宿です。現在は、らいずや様との打ち合わせを重ね、共同生活の詳細な部分を詰めているところです。また、本イベント中は参加者全員が日替わりで自炊をすることを考えています。今後は、運営局のメンバーを迎え、宿泊のみならず食事やボランティア先への送迎などについても検討していきます。
次にプロジェクト班。こちらは、町内の小中学校で授業を開催する「学校連携プロジェクト」の企画立案および運営を行う班です。南伊豆町内には大学や専門学校などの高等教育機関がなく、子どもたちが20歳前後の学生らと交流する機会がほとんどないというのが現状。そこで、普段は関わる機会のない首都圏の大学生と南伊豆町の児童・生徒が交流することで、互いが新たな価値観や生き方に触れ、理解を深めることができると考えています。
12月FWの際には、町内学校を訪問し、校長先生・教頭先生方にご挨拶をさせていただきました。また、4月には本プロジェクトの効果最大化のため、東京都内の公立中学校で学習支援を行う「学生団体びよーんど」様とアドバイザリーサポート協定を締結いたしました。地方創生と教育の知見を組み合わせ、大学生と町内の児童・生徒の双方にとって有意義な企画を作れるよう、精進してまいります。
もともとは「つながる田舎留学」のみの提案から始まった田舎留学プロジェクト。参加者が継続的に南伊豆町と関わっていく仕組みを作っていくためにどんどんプロジェクトの内容を膨らませていますが、その中でも「人のあたたかさ」「人とのつながり」という部分が根幹であり続けることが大事だと思っています。東京での作業が机上の空論にならないように、できるだけ南伊豆町を訪れる機会を増やし、準備を進めていきたいと思います。これからも、町の皆さんとの関わりを大切にしながら、精力的に活動していきます。
最後に、田舎留学プロジェクトのクラウドファンディングが残すところ3日となりました。ありがたいことに当初の目標金額を達成いたしましたが、ネクストゴールを設定し、最後までご支援を受け付けております。南伊豆町の魅力を肌で感じ、「住まずとも町の一員になる」若者を増やすために、引き続きご支援のご協力をよろしくお願いします。