
こんにちは。田舎留学プロジェクトで事務局人事班リーダーを務めております、早稲田大学 創造理工学部 社会環境工学科4年の山下こころです。私は現在、都市における人の流れ(人流)をモデル化し、建物や駅の配置を最適化する研究に取り組んでいます。これは、都市の利便性や安全性を高めるために欠かせない分野で、4月に研究室に配属されてから日々試行錯誤を重ねながら学びを深めています。まちづくりに関心をもつようになった原点は、高校1年生のときに訪れたフィリピンでの体験でした。スラム街と高層ビルが隣り合って存在する光景に衝撃を受けると同時に、どちらに住む人々も同じような笑顔を見せていたことがとても印象に残りました。この経験から「すべての人が安心して暮らせる社会をつくりたい」と考えるようになり、街づくりを通じて社会に貢献できる道を選びました。その想いを胸に、大学ではボランティアサークルに所属し、岩手・徳島・新潟など全国各地の地域を訪れてきました。地域の方々と継続的に関係を築きながら、それぞれの土地の魅力や課題を学ぶ機会を得ています。そうした中で、サークル外でもっと深く地域と関わる場を求めていたときに出会ったのが、早稲田大学GCCオフィスが主催する地域連携ワークショップ。そして、そこから生まれたのが今の「田舎留学プロジェクト」です。研究の面でも、地域課題と都市設計はつながっています。たとえば、フィリピンで深刻な交通渋滞が経済活動にまで影響を及ぼしていると知った経験から、「都市構造をもっと良くしたい」という思いが芽生えました。今の研究テーマは、そんな原体験と問題意識から選んだものです。私は大学院には進学せず、卒業後は就職を予定しているため、残された1年という時間を最大限活かして、自分の関心をとことん深めていきたいと考えています。田舎留学プロジェクトに関われるのも、残り1年。ですが、卒業後も南伊豆には定期的に通い続けたいと思っています。東京から車で約4時間。週末に友人を連れて訪れる日を今から楽しみにしています。現在は、人事班のリーダーとして、プロジェクトに共感し、一緒に南伊豆と関わってくれる仲間を募っています。立ち上がったばかりのこのプロジェクトですが、丁寧に説明を重ねることで、関心をもってくれる学生も少しずつ増えてきました。「南伊豆に継続的に関わりたい」と思ってくれる仲間を、これからも増やしていきたいです。そして最後に。私たちの活動に賛同し、クラウドファンディングという形で応援してくださる方を募集しています。学生たちがそれぞれの経験と想いを結集し、本気で南伊豆と向き合っています。どうか温かいご支援をよろしくお願いいたします。